彩香 高麗芝オーライ首位スタート パットずばずば68

[ 2016年11月25日 05:30 ]

女子ゴルフ LPGAツアー選手権リコー杯 第1日 ( 2016年11月24日    宮崎県宮崎市 宮崎カントリークラブ=6448ヤード、パー72 )

<LPGA ツアーチャンピオンシップ リコーカップ1日目>18番、ティーショットを放つ渡辺彩香
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 今季のツアー最終戦が開幕し、風速9メートルを超える強風がコースに吹きつける中、渡辺彩香(23=大東建託)が5バーディー、1ボギーの68をマーク。4アンダーで単独首位に立った。先週は一時優勝争いに絡むも失速してまさかの予選落ちに終わったが、気持ちを切り替えて宮崎入り。14年にツアー初優勝を飾った思い出の地・宮崎で悲願のメジャー初制覇に突き進む。 第1R成績

 芝目が強い高麗芝のグリーンに苦戦する選手も多い中、渡辺は「パッティングのタッチが合っていた」と意に介さなかった。6番でピン手前から20メートル、15番でも15メートルのバーディーパットをねじ込んだ。「強風の影響でチャンスは少なかったけど、長いパットが入ってくれましたね」。日本女子ゴルフ界屈指の飛ばし屋がグリーンで輝きを見せた。

 前週の大王製紙エリエール・レディースでは第2ラウンドの前半を終えて通算9アンダーまで伸ばして、優勝争いに加わった。だが、後半のインに入ると「OB2回とOBになりそうなのが2回あった」とショットが乱れて、3度のダブルボギーを含むハーフ45と大乱調。まさかの予選落ちを喫した。

 「さすがにショックだった」。傷心のまま静岡・熱海の自宅に戻ったが、気分転換に母・和枝さんと週末を利用して神奈川県までショッピングに出掛けた。「洋服とかを見ているだけでも楽しい。それに母はゴルフの話はあまりしないので」とリフレッシュ。「試合はもう今週しかない。悪いことは(シーズンが)終わってから考えよう」と気持ちを切り替えて最終戦に乗り込んできた。

 宮崎は14年にアクサ・レディースで初優勝を飾った思い出の地だ。「いつも同じホテルに泊まるし、毎回行く定食屋さんもある」と大好きな町の一つ。前夜はなじみの定食屋で牛すき鍋定食を食べ、英気を養った。「調子もここに来て良くなっている。ラストチャンスなので頑張りたい」。アクサ・レディースでも初日首位発進から初優勝へつなげた。悲願のメジャー初制覇へ、今週こそは好スタートを結果につなげる。

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