ラグビーW杯あと3年 大野「もう一度盛り上げる」

[ 2016年9月20日 08:50 ]

3年後の9月20日に開幕するラグビーW杯日本大会に向けて思いを語った日本代表の大野均

 ラグビーW杯日本大会の開幕まで、20日で3年となる。日本代表のリーチ・マイケル前主将(27)と大野均(38=ともに東芝)が昨年のW杯で南アフリカ戦に勝利してから丸1年となった19日、都内で3年後への決意を語った。

 ケガの影響もあり今春の代表活動には参加しなかったリーチは「まだ3年もあると思うが、今年一年は何もしていないのが心配」と危惧した。今月1日にようやくジョセフ新ヘッドコーチが着任したが、新体制で初の活動は来月の合宿、11月のテストマッチとなる。他の強豪国が早々と新体制を整え、19年の主力に育ちうる選手に国際経験を積ませているだけに、焦燥感は否めない。

 それでも「一番大事なのはピークを3年後に持っていくこと」と話す。年間試合数の増大から「自分を守るため」に、今秋の代表活動については態度を保留しているが、3年後のW杯には出るとの強い意志を示した。

 19年は41歳になる大野は「(15年W杯へのスタートとなる)12年に代表に呼ばれた時も、まさか自分が出られるとは思ってなかった。もちろんそこに立てたら最高」と4度目のW杯出場に意欲を見せた。一方で今季のトップリーグの観衆が昨季よりも落ち込んでいることには危機感を抱いている。「もう一度盛り上げるためにも、(11月5日の)アルゼンチン戦はもちろん、日本代表が勝ち続けるしかない」と強い口調で言い切った。

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2016年9月20日のニュース