遠藤 自身最速給金!1敗キープで平幕一番乗り

[ 2016年9月20日 05:30 ]

蒼国来を寄り切りで破る遠藤(左)

大相撲秋場所9日目

(9月19日 両国国技館)
 前頭14枚目の遠藤が1敗を守って平幕一番乗りの勝ち越しを決めた。蒼国来に右から強烈におっつけられたが「必死でした」と得意の左をねじ込んで有利な体勢に。最後は右上手を握りながら寄り切った。幕内では、11勝を挙げて敢闘賞を獲得した14年初場所の10日目を超え、自身最速となる9日目で給金を直した。

 左膝と右足首に不安を抱えて臨んだ先場所は3勝12敗と大負け。だが、今場所は「ケガが良くなってきた。先場所の成績が成績だったので。悔しい思いを忘れずやっている」と場所前に稽古を積めたことが好成績につながっている。優勝争いは「15日間をやらないとピンとこない。毎日しっかり集中してやるだけ」と無欲を強調。今後の成績次第では上位との対戦が組まれる可能性が高く、角界随一の人気を誇る25歳が白鵬不在で荒れる秋の“台風の目”となりそうだ。

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2016年9月20日のニュース