金藤 去就は「早く答え出したい」日本選手権出場は「3割ぐらい」

[ 2016年9月20日 05:30 ]

五輪イベントに参加して金メダルを披露した金藤

 リオデジャネイロ五輪競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵(28=Jaked)が来春の日本選手権に出場する可能性を「3割ぐらい」とし、来季以降の現役続行に含みを持たせた。

 金藤は20年東京五輪についてリオ五輪後から「競技者として携わることは考えられない」と現役に否定的だった。そんな中、19日は都内で行われた東京五輪関連のイベントにゲスト参加。来夏の世界選手権の選考会を兼ねた日本選手権出場について「3割ぐらい」と微妙な思いを口にした。

 リオ後も国内外のレースに精力的に出場し、短水路では日本記録も更新。現在も1日3~4キロを泳ぎ込んでいる。来年の予定は、10月下旬のW杯東京大会を終えてから年内に決める方針を示しているが、「去年はつらいのが大きかったが、今は自分が思うような結果を残せていて、楽しい、うれしいの方が大きい」と水泳の捉え方に変化も生じた。世界選手権初の表彰台と世界記録の更新はモチベーションにもなるだけに、「続けるなら覚悟を決めないといけない。(W杯後に)なるべく早く答えを出したい」と話した。男子は北島、松田の両ベテランが相次いで引退。28歳の金藤が現役を続けるなら後輩にとってもその存在は大きい。

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2016年9月20日のニュース