琴奨菊カド番脱出まであと１勝　自分の相撲で盤石

宝富士を寄り切りで破る琴奨菊（右）

大相撲秋場所９日目

（9月19日 両国国技館）
　佐渡ケ嶽勢２人が２敗を守った。琴奨菊は宝富士を危なげなく寄り切り、カド番脱出まであと１勝とした。左を差す形から圧力をかけて、がぶって仕上げる本来の相撲。「自分のイメージでしっかり取る」と、取組後も自らに言い聞かせた。

　琴勇輝は押されながらも、勢が引いたところを一気に出て「いっぱい、いっぱいのところから押しこんで、きつかった」と逆転勝ちに安どしていた。