イシンバエワ リオ不参加なら引退 救済措置を求め提訴へ

[ 2016年6月20日 05:30 ]

 陸上女子棒高跳びの世界記録保持者で34歳のエレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)は18日、ロシアの組織的なドーピング問題を踏まえた処分で8月のリオデジャネイロ五輪に不参加が確定した場合、今月のロシア選手権が引退試合になると写真共有アプリ「インスタグラム」で明らかにした。

 2004年アテネ、08年北京両五輪で金メダルを獲得し、出産を経て復帰したイシンバエワ選手は、ロシアの陸上チームをリオ五輪から除外した国際陸連の決定を「人権侵害」と非難。救済措置を求めて国際法廷に提訴する意向を示している。

 今後は国際オリンピック委員会(IOC)が個人資格の救済を21日に検討する。同選手は「IOCがロシア選手のリオ五輪出場を認めなければ20、21日のロシア選手権が競技生活で最後の跳躍になる」と決意表明した。

続きを表示

2016年6月20日のニュース