稀勢の里 香川合宿打ち上げ 高安との充実稽古も「いい内容で終われた」

[ 2016年6月20日 05:30 ]

合宿最終日、地元みこしの前の稀勢の里(右)

 大相撲の大関・稀勢の里(29=田子ノ浦部屋)が香川県観音寺市の大野原八幡神社で行われた合宿を打ち上げた。幕内・高安との三番稽古では守勢に回る場面もあったが14番で12勝2敗。「高安も仕上がってきたし、自分も負けじとやれた。いい内容で終われた」と納得の稽古となった。

 綱獲りに挑む名古屋場所(7月10日、愛知県体育館)に備え、今週末に現地入りするが、稽古場は今合宿と同様に屋外にある。18日は気温30度に達したが、この日は雨模様で最高気温は26度。「昨日(18日)は暑かったので疲れた。寒暖の変化は勉強になった」と場所前の調整法のヒントをつかんだ様子だ。

 稽古後は「ちょうさ」と呼ばれる太鼓台が神社の中を練り歩いた。雨の中、約2000人の観客が集まり、稀勢の里は「恩返ししたい」と決意を新たにしていた。

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2016年6月20日のニュース