ロシア、ＩＯＣ幹部に直談判へ　五輪出場巡り

　ロシアのペスコフ大統領報道官は２０日、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長がロシアの陸上選手のリオデジャネイロ五輪出場を巡って国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）幹部と会談するためロシアを出発したと明らかにした。ロシア通信が伝えた。行き先は明らかにしていないが、ＩＯＣ本部のあるスイス・ローザンヌとみられる。

　ロシアのプーチン大統領はドーピングをしていない潔白なロシア選手の権利は守られるべきだとの認識を示しており、ジューコフ氏はＩＯＣのバッハ会長らに直談判したい考えとみられる。

　ＩＯＣは２１日にローザンヌでスポーツ関係者を集めた会議「五輪サミット」を開く予定で、潔白を証明できる選手の救済措置も含めて協議する。（共同）