世界の鉄人!サンウルブズ大野 SR史上5人目38歳プレーヤー

[ 2016年5月7日 08:06 ]

38歳の誕生日を迎え、練習前にチームメートから渡された特大のバースデーケーキを頬張るサンウルブズの大野均

 「日本の鉄人」が「世界のレジェンド」の仲間入りを果たす。スーパーラグビー(SR)のサンウルブズが6日、7日の第11節ウェスタンフォース戦(秩父宮)に向けて前日練習を行った。

 この日が38歳の誕生日だったロック大野均(東芝)は、無事出場を果たせばSR史上5人目の38歳プレーヤーとなる。練習前、「ロッカールームが突然消灯されて、チームメートがケーキを持ってきてくれた」とサプライズで祝福された大野は「ラグビーを始めた時は、まさか38歳でプレーしているとは思ってなかった。まだまだ若い選手とプレーしていたいという心境」とあくなき現役へのこだわりを口にした。

 「来日前は(存在を)知らなかった」というマーク・ハメット・ヘッドコーチ(HC)も「38歳でこのレベルで戦えるのはまれ。他にはブラッド・ソーンくらいだ」と称えた。ソーンは指揮官と同じく元ニュージーランド代表FWで、史上唯一39歳でSR出場を果たしているレジェンド中のレジェンド。他の3人も国代表でも活躍した名選手ばかりだが、大野は今季中にもマットフィールド(ブルズ)を抜いて3位に浮上し、来季もプレーすればソーンの最年長記録を更新する可能性もある。

 現在はSRハイランダーズで指揮を執るジェイミー・ジョセフ次期日本代表HCも「興味がある」とし、スコットランドなどと対戦する6月は日本代表に招集される公算が高い。「まだ19年W杯は見えない。そう言ってもらえるのは非常に光栄だが、それが次の試合で崩れるかも知れない。まずはSRで成績を残したい」と話した大野。日本代表初の100キャップ、そして42歳でのW杯出場も、大野になら十分に狙える。

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2016年5月7日のニュース