敏京 スタンスつくった?視聴者指摘も無罰で首位守る

[ 2016年4月25日 05:30 ]

第3ラウンド、5番グリーンで笑顔を見せる野村敏京。通算10アンダーで首位

米女子ゴルフツアー・スウィンギングスカート・クラシック第3日

(4月23日 米カリフォルニア州デーリーシティー レークマセドGC=6507ヤード、パー72)
 ツアー2勝目を目指す野村敏京(23=フリー)が3バーディー、2ボギーの71で通算10アンダー、206として首位を守った。70で回った横峯さくら(30=エプソン)は通算1アンダーの17位に浮上し、アマチュアの畑岡奈紗(17=茨城・翔洋学園高)は3日連続の73で通算3オーバーの39位。宮里美香(26=NTTぷらら)は77と崩れ通算4オーバーの44位に下がった。

 強風の中、野村はほとんどミスのないプレーで首位を守った。「パットに助けられた。アンダーパーで終われて良かった」と満足そうだった。

 1番パー4はティーショットを右ラフ、第2打を左ラフへ入れながらパーセーブ。しぶとく決めた1・5メートルのパットを「あれは大きかった」と振り返る。4番で下り6メートルを沈めてバーディー先行。9、10番ではともに3メートル前後のパットを決めて伸ばした。12番で落としたものの、終盤は淡々とパーを積み重ねた。

 終了後には肝を冷やした。6番でバンカーショットを打つ際に「スタンスの場所をつくってはならない」とのルールに違反したのでは、とテレビ視聴者から指摘があったという。競技委員らと映像を確認。「滑ってスタンスが取れなかったから、何度も足を動かした」という主張が認められて無罰となり「良かった」と胸をなで下ろした。

 2月のISPSハンダ女子オーストラリア・オープンは首位タイから臨んだ最終日に抜群のプレーで抜け出して初優勝した。「今はとてもゴルフの感触がいい。楽しんでプレーしたい」。自信を持ってツアー2勝目に挑む。

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2016年4月25日のニュース