宇野 フリーでも4回転フリップ決めた!歴代3位の高得点マーク

[ 2016年4月25日 05:30 ]

男子フリーで演技する宇野昌磨

フィギュアスケート3大陸対抗戦コーセー・チームチャレンジカップ最終日

(4月23日 米ワシントン州スポケーン)
 北米、欧州、アジアが参加して、男女のフリーなどが行われ、男子の宇野昌磨(18=中京大)が、前日のショートプログラム(SP)で国際スケート連盟公認大会で史上初めて成功させた4回転フリップを再び成功させ、自己ベストを2・60点上回る192・92点を出した。女子の宮原知子(18=関大)も自己ベストの145・02点、本郷理華(19=邦和スポーツランド)は122・15点。対抗戦は北米が優勝し、チームアジアは最下位だった。

 宇野は2日連続で4回転フリップを決め、今季を締めくくった。前日のSPで史上初めて成功したものの、まだ成功率は高くなく、スタート前は挑戦を迷った。しかし「最後だし、やりたいな」と意を決して最初のジャンプで挑むと、ややバランスを崩しながらも踏みとどまった。「昨日よりも危なっかしかったが、よく立てた」と本人も驚く連日の快挙だった。

 SP、フリーともに自己ベストを上回り、合計の298・66点は羽生結弦(ANA)、フェルナンデス(スペイン)に続く歴代3位に相当する高得点。「失敗や取りこぼしたジャンプもあった。まだ点数は伸びる」と来季に向けて手応えは十分だ。「(4回転フリップは)まぐれかもしれないが、実力もついてきているから跳べていると思う。自信を持って練習していきたい」と意気込んだ。

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