五輪エンブレム 関係者らは期待の声「多くの人に親しまれて」

[ 2016年4月25日 19:34 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックの新エンブレムが「組市松紋」に決まったことについて、関係者からは「多くの人に親しまれて」と期待の声が相次いだ。

 「誇りを持って大会のシンボルに使える」と話すのは東京都の舛添要一知事。撤回に追い込まれた旧エンブレムは選考の閉鎖性などが批判されており「相当数の国民が意見を出した。今回は問題ないと確信している」と強調した。馳浩文部科学相は「エンブレムも新国立競技場の問題も、関係者みんなが反省しながら、課題に真摯に取り組んでいく必要がある」と気を引き締めた。

 当初はD案を評価していたという遠藤利明五輪相は「自分の予想とは違った。日本らしさもあるし、デザインのシンプルさ、創造性、展開力とかで判断された。言われてみればなるほどと思った」と率直に語った。

 菅義偉官房長官は「すっきりした、洗練されたデザインではないかなと思う」と評価。大会組織委の森喜朗会長は「シンボルとして多くの皆さんに親しまれるよう祈る」と話した。

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2016年4月25日のニュース