小出監督 昨年に心疾患で緊急手術 命懸けで“50年に1人の逸材”育成

[ 2016年2月18日 10:00 ]

昨年、心疾患で緊急手術を受けたが、精力的に指導する小出義雄氏(C)TBS

 シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(43)を育てた長距離界の名将・小出義雄氏(76)が昨年、不整脈から来る心疾患で倒れ、緊急手術を受けていたことが分かった。

 現在は“50年に1人”と見込んだ教え子の2020年東京五輪女子マラソン金メダル獲りを目指し、指導を続けている。21日にTBSで放送されるスポーツドキュメンタリー「リオ&東京五輪の翼たち FLY to 2020」(後2・00、関東ローカル)で、2人の挑戦を特集する。

 小出氏が「50年間で初めて、このくらい能力あるやつに巡り合った」と絶賛するのは、昨夏、世界陸上女子5000メートルに出場した鷲見梓沙(19=ユニバーサルエンターテインメント)。鷲見が高校2年生時の高校駅伝での快走を見てホレ込んだ。「この子トレーニングきちんとやらせたら強くなるなってピーンと来た」と才能を見出し、猛烈アタック。鷲見は高校を卒業した15年春、小出氏が監督を務めるユニバーサルエンタテインメントに入社を決めた。

 小出氏が描く青写真は15年世界陸上5000メートルに続き、16年リオ五輪に1万メートルで出場。17年にマラソン初挑戦、19年に五輪選考レースに出場し、20年の東京五輪のマラソンで金メダルを獲るというもの。孫ほど歳の離れた選手のために生きているとも話す名伯楽は、文字通り“命懸け”の指導を続けていた。

 15年8月、米国・ボルダ―での合宿中に不整脈から来る心疾患で倒れ、緊急手術。今でも心臓にはペースメーカーが入っている。医師からは「意識がなくなって、だいたい死んでしまう」と言われたほどだったが「何言っているんですか、私は死ぬ気がしない」と言い返した小出氏。「あと5年、東京までは死ねないよな。勝たせて死にたいよな、勝たせて…」。

 番組では「ひねり王子」の愛称で知られ、自身の名前が付く技を4つ持つ男子体操の白井健三(19=日体大)、女子ゴルフツアー史上最年少記録を持つ勝みなみ(17=鹿児島高2年)ら、リオ五輪や東京五輪で活躍が期待される若手アスリートのリアルな姿も描く。

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