錦織 大会史上初4連覇!18歳新鋭に貫禄のストレート勝ち

[ 2016年2月15日 07:30 ]

決勝を戦う錦織(AP)

 男子テニスのメンフィス・オープン決勝は14日(日本時間15日)、米テネシー州のメンフィスで行われ、世界ランキング7位で第1シードの錦織圭(26=日清食品)は18歳の新鋭、世界145位のテイラー・フリッツ(米国)に6―4、6―4でストレート勝ちし、大会史上初の4連覇を達成した。錦織の優勝は昨年8月のシティ・オープン以来、通算11勝目となった。

 両者は初顔合わせ。フリッツのサービスゲームで試合開始となった。序盤は、米国の10代選手ではロディック以来14年ぶりのファイナリストとなった18歳3カ月の力強いサーブに苦戦し、7連続ポイントを取られる展開。第2ゲームでいきなりブレークを許し、3ゲーム連続して取られる厳しい立ち上がりとなったが、第4ゲームを奪うと、第5ゲームでブレークバック。その後4―4で迎えた第9ゲームをブレークし、この試合で初めてリードを奪い、続く第10ゲームをラブゲームで取って6―4で第1セットを奪った。

 第2セットは、ともにサービスゲームをキープして迎えた第5ゲームを錦織がブレーク。さらに第6ゲーム、第8ゲームのサービスゲームをともにラブゲームで奪いリード。第9ゲームではアウトにはなったものの、場内を沸かせる股抜きも披露。最後の第10ゲームをきっちりキープ。最後はエアKで試合を決めた。

 同一大会4連覇は、前身のツアーを含めて12人目の記録。現役に限れば達成しているのはジョコビッチ、フェデラー、ナダルに続き4人目の快挙となる。4大大会などで連覇している彼らに比べれば、ATP250と大会の格は落ちるが、勝ち続ける難しさを乗り越えたことになる。

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