「シライ3」技術委が称賛「彼のひねりは並外れている」

[ 2016年2月15日 09:06 ]

 国際体操連盟(FIG)のブッチャー男子技術委員長は14日、スイスのローザンヌで取材に応じ、床運動で「後方伸身2回宙返り3回ひねり」を決め、男子では最高のH難度の新技「シライ3」と認定された白井健三(日体大)について「彼のひねりは並外れている」と称賛した。

 また、山室光史(コナミスポーツ)が昨夏のアジア選手権(広島市)で決めた平行棒の「棒下宙返りからひねり倒立、さらに軸手を換えてのひねり支持(棒下マクーツ)」をG難度の「ヤマムロ」と認定。13年にオーストラリア国籍を取得した塚原直也(朝日生命)が昨秋の世界選手権(英グラスゴー)のつり輪で決めた十字懸垂の新技をD難度の「ツカハラ3」と命名したと説明した。

 同委員長は、白井が19歳で既に自らの名前がついた技の認定を四つ受けたことについて「男子選手は一般的に25歳くらいで体力的なピークを迎えるといわれている。彼はまだ若い。これからもっと成長できる」と太鼓判を押した。冨田洋之委員も「H難度の技は世界から注目される。五輪のような大会で出せれば、インパクトは強くなる」と話した。(共同)

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2016年2月15日のニュース