錦織決勝相手は元Jr.世界1位フリッツ 18歳の米新鋭

[ 2016年2月15日 05:30 ]

メンフィス・オープン準決勝で、ベランキスを下して決勝に進出したテイラー・フリッツ(AP)
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メンフィス・オープン

(2月13日 米テネシー州メンフィス)
 決勝の相手となるフリッツは、ツアー出場3戦目ながら非凡な活躍を見せている18歳だ。準決勝では世界102位のベランキス(25=リトアニア)に2―6、6―3、6―4で逆転勝ち。「第1セットは勝てっこないと思った」というが、第2セットからは「速いサーブを打つようにした」と得意のサーブでプレッシャーをかけ、第3セットは10本のエースを叩き込んだ。

 米国の10代選手ではロディック以来14年ぶりのファイナリスト。18歳3カ月での決勝進出は、17歳でツアー優勝したマイケル・チャン以来の年少記録で、いずれも4大大会を制した名選手に肩を並べるものだ。両親とも元プロで、ジュニア世界ランクNo・1にもなったサラブレッド。昨年9月に全米オープン・ジュニアを制した後にプロ転向すると、ツアー下部のチャレンジャーで3勝を挙げるなど600位台だったランキングは半年足らずで145位に。「決勝戦だなんて信じられない。素晴らしい気分だよ」と快進撃を喜びつつ、米国ファンの後押しも受けて打倒錦織に挑む。

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2016年2月15日のニュース