青野今季2勝締め「高さで目立てないのでグルグル回った」

[ 2016年2月15日 05:30 ]

W杯札幌大会で優勝した青野

 スノーボードのW杯ハーフパイプ(HP)札幌大会最終日は14日、札幌市ばんけいスキー場で決勝が行われ、男子は7季ぶりの種目別優勝を決めていた青野令(25=日体大)が94・25点で今季2勝目となる通算12勝目を挙げた。片山来夢(20=バートン)が92・00点で3位に入った。ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(17=バートン)は5位、同銅メダルの平岡卓(20=バートン)は8位だった。女子は蔡雪桐(中国)が91・50点で今季2勝目。松本遥奈(22=クルーズ)が4位、大江光(20=バートン)は5位だった。

 2回目を終えて3位だった青野が最後の3回目に貫禄を示した。最初のエアで横に4回転する高難度フロントサイド1440を決めると、ラストの4発目は大技バックサイド1260(3回転半)。高得点の94・25点を叩き出し、今季W杯最終戦を優勝で締めた。「気持ちのいい大会になった。高さで目立てないのでグルグル回ってやろうと。ボチボチ目立ったかな」と笑みを浮かべた。14年11月に関節が外れやすかった左肩を手術し復帰したのは15年4月。苦難を乗り越えた25歳は2年後の平昌五輪へ向け「最終的な目標。若手にのみ込まれないようレベルアップしたい」と意気込んだ。

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2016年2月15日のニュース