輪島氏 筆談で「ライバル」北の湖氏しのぶ「感謝しています」

[ 2016年2月15日 05:30 ]

列席した輪島大士氏(右)は豊響と握手する

 大相撲の第54代横綱で、13年12月に咽頭がんの手術を受けて現在は発声が困難な状況にある輪島大士氏(68)が、都内のホテルで行われた幕内・豊響の結婚式後、筆談で自身の体調などを報告した。

 豊響の師匠・境川親方(元小結・両国)が日大相撲部の後輩で、自身が相撲協会を離れてからも親交が続いており招待を受けた。体調について尋ねられるとサムアップポーズをつくり「大丈夫です。毎日毎日50分ウオーキングをやっています。時間があったらハワイとか外国によく行きますよ」と健康をアピール。ライバルの北の湖前理事長が昨年11月に亡くなって以来、初めて公の場で報道陣に対応。「北の湖理事長が亡くなり、本当にびっくりしました。私のライバルでしたし、本当に私は感謝しています」とコメントし、最後は丁寧に何度もお辞儀をして会場を去った。

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2016年2月15日のニュース