日本、アジア選手権出場見送り 五輪予選消滅で…松田ら帰国へ

[ 2015年10月30日 20:56 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)が11月3日からクウェートで始まる射撃のアジア選手権を、イスラエル関係者の入国問題で五輪予選として認めなかった問題で、日本ライフル射撃協会と日本クレー射撃協会は30日、大会出場の見送りを決めた。国際射撃連盟は「別にアジア予選を開催するため、全力で対応する」と公式サイトで表明した。

 日本ライフル協会の岸高清事務局長は「五輪の枠が配分されないし、国際連盟から(五輪予選の)開催場所と日時を決めますという文書が届いた」と説明した。既に現地入りしていた2012年ロンドン五輪代表の松田知幸(神奈川県警)らは11月1日にクウェートを離れる。

 日本クレー協会は来年1~3月に五輪に向けた合宿を行う計画だったが、予選が年明けにずれ込む可能性もある。大江直之事務局長は「合宿は五輪が決まった選手の都合を聞いて、日程などを決めたいと思っていたけれど」と強化計画の見直しに困惑していた。

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