北島、屈辱の全種目予選落ちに「マイナス100点」

[ 2015年10月30日 05:30 ]

男子100メートル平泳ぎ予選で敗退した北島

 競泳のW杯東京大会最終日は29日、東京・辰巳国際水泳場で行われ、五輪2大会連続2冠の北島康介(33=日本コカ・コーラ)は男子100メートル平泳ぎで1分3秒42で予選落ちした。2週前に40度の熱を出す病み上がりの中、全種目予選落ちの屈辱を味わった。東京・小岩四中3年の池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)は女子50メートルバタフライと女子100メートル自由形を制して今大会3冠を飾った。

 2種目で予選落ちした前日に続き、北島がこの日も厳しい戦いを強いられた。男子100メートル平泳ぎ予選6組目に登場。水中からの浮き上がりで出遅れると、その差を徐々に引き離されて存在感を示すことはできなかった。

 33歳となったベテランは3レース全て予選落ちに終わった今大会を振り返り「マイナス100点。またあしたから頑張ります、って感じ」と首をひねった。2週前に40度の高熱を出し、準備不足を取り戻すために前週は急ピッチで追い込んだ。その反動で体調を崩す悪循環となったが「言い訳に過ぎない」ときっぱり。「これだけぶざまな姿を見せた。これ以上落ちることないと思えば気持ちは楽」と5度目の五輪出場へ、奮起を誓った。

 【男子】 ▽100メートル平泳ぎ予選6組 (8)北島康介(日本コカ・コーラ)1分3秒42=落選

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2015年10月30日のニュース