射撃五輪予選として認めず IOC、イスラエル拒否で

[ 2015年10月30日 13:46 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は29日、来年のリオデジャネイロ五輪のアジア予選を兼ねてクウェートで11月3日から競技を行う予定だった射撃のアジア選手権を五輪予選として認めないと発表した。大会運営に携わる予定だったイスラエルの関係者の入国を認めなかったことが理由で「あらゆる差別行為を禁じた五輪憲章に反する」と説明した。

 日本勢も出場して男女各種目の五輪出場枠を争うことになっていた。日本協会は五輪予選が別に開催されるかどうかなど、情報収集に追われた。既にライフル射撃の松田知幸(神奈川県警)、クレー射撃の中山由起枝(日立建機)らが国別の出場枠を獲得している。

 IOCはクウェートの新たなスポーツ法が五輪運動の独立性と発展を損なうとして政府による干渉を問題視しており、27日にはクウェートの国内オリンピック委員会(NOC)に資格停止処分を科した。(共同)

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2015年10月30日のニュース