17歳伊藤 レジェンド超え最長不倒ジャンプで初V

[ 2015年8月2日 05:30 ]

97・5メートルの最長不倒を飛んだ伊藤

 札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会は1日、札幌市・宮の森ジャンプ場でHS100メートル、K点90メートルで行われ、少年男子は17歳の伊藤将充(下川商)が1回目に最長不倒の97・5メートルをマーク。強風のため男子は少年、成年とも1回目で競技が打ち切られ、少年は伊藤が成年トップに並ぶ合計129点の好記録で初優勝を飾った。女子は高梨沙羅(18=クラレ)が逆転で今季国内3連勝。ソチ五輪銀メダルの43歳の葛西紀明(土屋ホーム)は2位だった。

 レジェンドを越えた。少年、成年混合で行われた1回目で、伊藤はこれ以上は危険とされるヒルサイズに迫る97・5メートルをマーク。成年と同じゲートを使用して、?西を超える最長不倒を記録した17歳は「優勝できて凄くうれしい。自信になった」。姉・有希は、14年ソチ五輪で7位入賞した。31日には22年の冬季五輪の開催地が北京(中国)に決定。7年後は24歳の伊藤は「一日でも早く自分も世界で活躍したい」と目を輝かせた。

 ▽成年男子 (1)伊東大貴(雪印メグミルク)129・0点(97メートル=最長不倒)(2)葛西(土屋ホーム)128・0点(97メートル=最長不倒)(3)馬淵(秋田ゼロックス)126・0点(96メートル)

 ▽少年男子 (1)伊藤将充(下川商)129・0点(97・5メートル=最長不倒)(2)栗田(長野白馬)119・0点(93・5メートル)(3)佐藤(下川商)107・5点(88メートル)

 ※男子は少年、成年とも風の影響で2回目のジャンプが中止。成績は1回目の試技による

続きを表示

2015年8月2日のニュース