日本10人全員で獲得した銅メダル!井村HC「成長した」

[ 2015年8月2日 04:02 ]

フリーコンビネーション決勝で3位が確定し、喜ぶ井村雅代ヘッドコーチ(右から3人目)ら日本

水泳世界選手権第9日

(8月1日 ロシア・カザニ)
 シンクロナイズドスイミングの非五輪種目、フリーコンビネーション決勝が行われ、日本(乾、三井、中村、箱山、田崎、吉田、中牧、丸茂、小俣、林)は93・8000点で銅メダルを獲得。日本のメダルは銅4つとなった。

 得点が出ると同時に10人が跳び上がり、涙で喜びを爆発させた。井村ヘッドコーチは「最後だけちょっと同調性に欠けましたけど、みんなが泳ぐのを見ていたら、この子らここで成長したなと。よく泳ぐようになりました」と選手を称えた。メンバー全員でメダルを獲得できたことに「やっと念願の、みんなあの上(表彰台)に乗せてやれます」と“親心”を表しつつ「よく泳いだ。よく合わせて、リフトも勇気を出して飛んだと思う。よくやった」と笑顔いっぱいだった。

 最年少で代表入りした18歳の田崎も、チームの一員としてメダルを手にし「コンビネーションでメダルを逃すわけにはいかなかったので、全力で、死ぬ気で泳ぎました」と最高の笑顔。チームを引っ張った乾も「日本でたくさん練習してきたのが自信になって、今回、強気で臨めた。この10人、誰一人欠けることもできない中で、全員で頑張れてよかった」と言葉に力を込めていた。

 【シンクロナイズドスイミング】▽フリーコンビネーション決勝 (1)ロシア98・3000点(2)中国96・2000点(3)日本(乾、三井、中村、箱山、田崎、吉田、中牧、丸茂、小俣、林)93・8000点

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月2日のニュース