遠藤五輪相 東京五輪目標メダルは「金30個、合計80個」

[ 2015年8月2日 13:17 ]

 遠藤利明五輪担当大臣が2日、テレビ朝日「サンデー!スクランブル」に生出演。2020年東京五輪の目標メダル獲得数について金メダル30個、メダル合計80個と高い目標を掲げた。

 金メダルの過去最高は1964年東京五輪、04年アテネ五輪の16個、メダル合計では12年ロンドン五輪の38個(金7・銀14・銅17)のだった。それぞれ過去の実績を大きく上回る数字だが、「このくらいいかないと目標の第3位に入らないんです」と数字の根拠を説明。「一応組織委員会26から30個って言っているんですけど、目標は高い方が良いですから」と加えると、スポーツライターの玉木正之氏(63)も「絶対に目標は高くないとだめですよ。僕らも予想する時に少なく言う人いるでしょ?あれ失礼ですよ」と同調した。

 また、国の強化予算について、08年北京五輪で金メダル数1位だった中国は120億円、同2位の米国は165億円、同5位のドイツが274億円だったのに対し同8位の日本は25億円。遠藤大臣は「やっぱり少ないですね。確か今年度は7~80億くらいにしたはずなんですが、それでも少ないですね」と諸外国との強化費の差を認めた。

 メダル獲得戦略について「隣の韓国はメダルを獲る戦略がはっきりしていて。団体種目はサッカーでも1個。しかし射撃とか比較的世界で層が薄い個人種目に集中して強化する。メダル獲るということに限定したらそういう戦略もあるんです」と説明。「サッカーとかバスケットとかチームスポーツは長時間ゲームをしますし与えるインパクトは大きいので、正直言うと1個の価値はかなり違うのかもしれないですね。そこの戦略の持ち方。そこはしっかりしていかないといけない」と個数を絶対的基準として掲げるかどうかは検討の余地があるという考えを示した。

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2015年8月2日のニュース