真央 宮城でアイスショー最終公演「試合に向けて一直線」

[ 2015年8月2日 18:15 ]

アイスショーで演技する浅田真央

 フィギュアスケートの浅田真央(中京大)が2日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナでアイスショーに出演し、新エキシビション「踊るリッツの夜」ではタキシード風の衣装に身を包み、華麗なステップや軽やかなジャンプを披露、観客から盛大な拍手を浴びた。

 1年間の休養を経て現役続行を決めた24歳の元世界女王は、バンクーバー冬季五輪のショートプログラム「仮面舞踏会」の一部を滑ったほか、以前のエキシビション「ポル・ウナ・カベサ」を、ソチ五輪で羽生結弦が演じた「パリの散歩道」の振り付けでも知られるジェフリー・バトルさんと共演した。

 地元愛知や北海道、大阪で行ってきたアイスショーもこの日が最後の公演。浅田は「(ショーが終われば)本格的に試合に向けて一直線になる。初戦まであと2カ月。頑張って日々過ごしていきたい」と意気込んだ。

 東日本大震災の被災地ということもあり、ショーには以前復興支援でスケート教室を開いた宮城県石巻市と福島県川俣町の子どもたちも招待して交流。浅田は「他にも被災した人もたくさん来ていたと思う。ショーを見て前に進んでいこうという励みになればいい」と話した。

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