シンクロソロ乾は5位スタート 高さ不十分で反省

[ 2015年7月25日 17:25 ]

ソロ・テクニカルルーティン予選 演技する乾友紀子

 水泳の世界選手権が25日、ロシア・カザニで行われ、シンクロナイズドスイミングのソロ・テクニカルルーティン予選で乾友紀子(24=井村シンクロク)は89・5851点とし、24人中5位につけた。首位はロシア、2位以下はスペイン、中国、ウクライナの順。

 今大会日本人最初の演技を終えると、乾は笑顔を見せることなく掲示板に映し出された点数を眺めた。過酷な練習を乗り越え迎えた大一番。「たくさん練習してきた。最初から攻めて泳ごう」と強い気持ちで臨んだ。しかし、井村ヘッドコーチが「(動きが)硬かった」と指摘するなど、足技で高さが不十分だったこともあり「100%ではないと思う」と反省が口をついた。

 かつて「お家芸」とまで言われ、メダル獲得は当然のように期待を集めたシンクロだが、日本は07年大会を最後にメダルはない。それだに、エースの初っ端の演技がチームにとって重要。逆転でのメダル獲得へ「カチカチにならずに泳ぎたい。自分の演技をしたら点数は付いてくる。それを出し切りたい」と前を向いた。

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2015年7月25日のニュース