松山 パっとお目覚め67!時差ボケ何の、手応え4差キープ

[ 2015年7月25日 05:30 ]

バーディーパットを決め左足を上げたままガッツポーズ

男子ゴルフツアー ダンロップ・スリクソン福島オープン第2日

(7月24日 福島県西郷村 グランディ那須白河ゴルフクラブ=6954ヤード、パー72)
 今季国内ツアー初出場の松山英樹(23=LEXUS)は5バーディー、ボギーなしの67をマークして通算7アンダーに伸ばし34位から23位に順位を上げた。首位と4打差は変わらない。5位から浮上した小平智(25=Admiral)ら3人が通算11アンダーで首位に並んだ。
【第2R成績】

 見せ場は16番パー4。右ラフからの第2打はグリーンに乗っただけ。ピンまでは段差を上る12メートルの難しいラインだったが、松山は読み切った。ボールは傾斜を駆け上がりフックラインを描いてカップに収まった。

 「良いストロークができたし、ラインも読めていた。難しいパットだったけど入って良かった」。チャンスをものにできない展開が続いていただけに思わずガッツポーズが飛び出した。

 時差ボケが残っており前夜は午後9時半に就寝したが同11時半に目が覚めた。再び床に入ったものの2時間後に目が開いた。その後3時間の睡眠時間を確保し午前7時35分のスタートに備えた。

 初日はセントアンドリュースとの地面の硬さの違い、米ツアーとの芝質の違いもあってショットが乱れた。だがこの日はフェアウエーを外したのが2回、パーオン逃しはカラーに止まった2回だけとほぼ完璧。「ティーショットはフェアウエーをキープできたし、セカンドもチャンスが多かったので良い感じかな。不安はあるけど、きょうのように落ち着いてプレーできればあすからも楽しみ」と表情を緩めた。

 刺激を受ける後輩がいる。東北福祉大の小西健太(3年)が20日にカリフォルニア州地区予選を突破し全米アマ(8月17日開幕、イリノイ州)出場を決めた。松山も12年に出場し予選落ちの屈辱を味わったアマチュア最高峰の大会。小西はその前週に全米プロ(8月13日開幕、ウィスコンシン州)の会場に駆けつけて松山を応援する。23日に電話で話し健闘を誓い合った後輩の活躍が背中を押していた。

 首位と4打差で決勝ラウンドに臨む。「ビッグスコアは期待していない。自分のやるべきことをやって、そういうスコアになればいい」。静かな口調に自信がにじんだ。

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