男子は松本が初優勝 女子は小川が3度目V 富士登山競走

[ 2015年7月25日 05:30 ]

山頂コースを制した松本翔(右)と小川ミーナ

 第68回富士登山競走(スポニチ後援)は24日、山梨県富士吉田市役所前をスタートする山頂、五合目の2コースに3979人がエントリーして開催された。山頂コース男子は松本翔(29=日税ビジネスサービス)が2時間45分56秒で初優勝、同女子は小川ミーナ(40=PUMA RC)が3時間13分39秒で3年ぶり3度目の優勝を飾った。五合目コース男子は加藤聡(34=すがぬま接骨院)、同女子は広瀬光子(40=東京WINGS)がそれぞれ制した。

 <山頂男子>昨年五合目コースで初出場初優勝を果たした松本が、今年は山頂コースでも初出場初制覇だ。市民ランナーながら宮崎・小林高では全国高校駅伝に出場し、東大陸上部1年時には学連選抜で箱根駅伝8区を走った実力者。昨年の大阪マラソンは3位に入り、フルマラソン2時間13分38秒のベストタイムを持つ。「リオの選考にもチャレンジしたい。遠いが、夢を追いかけたい」と富士山制覇の後は五輪挑戦に思いをはせた。

 <山頂女子>序盤から飛び出した小川が過去2年の悔しさを晴らした。2011、12年の連覇の後、一昨年が3位、昨年は2位に終わっていただけに「ゴールした瞬間はホッとしました」と笑顔を見せた。98年の大阪国際女子マラソンで2時間28分47秒の自己ベストで4位に入るなど実業団時代に実績を残した健脚は山岳レースでも健在。「上りばかりで過酷な条件の中、どこまで自分に負けずに走れるか試せるのが魅力」と富士登山の魅力を語っていた。

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2015年7月25日のニュース