照ノ富士 立ち合い克服、最後までV諦めない!

[ 2015年7月25日 05:30 ]

照ノ富士は(左)は小手投げで逸ノ城を撃破

大相撲名古屋場所13日目

(7月24日 愛知県体育館)
 2日を残して2桁10勝に到達。引き揚げた支度部屋で照ノ富士は全く喜ぶ様子を見せない。「大関として10番勝たなきゃダメ」。その一方、結びで鶴竜が2敗に後退し、優勝の可能性が残されたことには反応した。周囲の記者に「あした(14日目)白鵬横綱が勝ったら(自分が優勝する可能性は)ないよね」と厳しい状況を確認しながらも、気合を入れ直した。場所前から大関の責任として優勝争いを公言。最後までモチベーションを維持して土俵を務める。

 土俵ではモンゴルから一緒に初来日した逸ノ城を圧倒した。「長い相撲はやりたくない。いろいろ試した」。もろ差し狙いも、迷いが生じて結局「中途半端」と猛省する立ち合いで右四つがっぷりに。避けたかった状況を自ら打開した。相手の上手を切って左小手投げで不振のライバルを簡単に転がした。 

続きを表示

2015年7月25日のニュース