16歳新垣比菜 超ハード日程耐えて5バーディー、首位と4差

[ 2015年7月25日 05:30 ]

6番、コースを見通すキャディーの父・博昭さんと新垣

女子ゴルフツアー センチュリー21レディース第1日

(7月24日 静岡県伊豆の国市 伊豆大仁カントリークラブ=6531ヤード、パー72)
 アマチュアの新垣比菜(16=沖縄・興南高2年)が首位と4打差の8位と好スタートを切った。ハードスケジュールを乗り越え、5バーディー、1ボギーの68をマークした。蛭田みな美(18=福島・学法石川高3年)は67で4位、勝みなみ(17=鹿児島・鹿児島高2年)は68で8位とアマチュア勢が活躍。アン・ソンジュ(27=韓国)が大会コースレコードの64を出して首位発進した。
【第1R成績】

 16歳の新垣が疲れに負けず飛び出した。4、5番の連続バーディーでスコアを伸ばすと、16番パー5はカラーまで2打で運んで楽々バーディー。「バーディーが取れたらいいなと思っていたら3つも取れて良かった」。アン・ソンジュ、鈴木愛との豪華ペアリングで68を出し存在感を示した。

 4月の下部ツアーで優勝を飾った実力派アマ。世の高校生は楽しい夏休みだが、新垣には熱く長い夏だ。沖縄の自宅を出て、14、15日は福岡でのジュニアの大会に出場。前週のサマンサタバサ・レディース(茨城)は9位でベストアマに輝いたが、喜びに浸る間もなく静岡へ移動し、21日に今大会に向けて練習ラウンド。その後、父・博昭さん(53)の運転で日本女子オープン予選出場のため滋賀へ移動し、23日に2位で出場権を獲得。その日のうちに静岡に戻ったが、宿舎到着は午前0時。慌ただしくこの日のラウンドに臨んだ。

 列島縦断にも「お父さんが運転してくれたので疲れは大丈夫」とけなげに語る。来週もツアーに出場、再来週は全国高校選手権と旅は続く。「力を出し切ってベストアマを獲れたらうれしい」。疲労を感じないために、ナイスラウンドを重ねる。

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2015年7月25日のニュース