中嶋が松山を分析 米ツアーの経験生きた「結果は当たり前」

[ 2014年11月24日 08:15 ]

1番、セカンド地点へ向かう中嶋

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス最終日

(11月23日 宮崎県宮崎市 フェニックス・カントリークラブ=7027ヤード、パー71)
 31位で大会を終えた中嶋は松山について、「ちょこっと帰ってきて優勝争いに加わる。それは米国にある芝だから、違和感がないと思う」と語った。「日本特有の高麗芝なら対応に時間がかかっただろう」と付け加えるのも忘れなかったが、松山の米ツアーでの経験が生きたと分析した。

 今大会は日本では珍しい洋芝のコースで行われ、その特有の粘りからアイアンショットの距離感に苦労する選手も続出した。85年大会で優勝を飾っている中嶋でさえ「フェアウエーからボールが沈む。グリーンのアンジュレーションも簡単ではない」と手を焼く難コース。それを苦もなく攻略してみせた22歳の怪物に「米ツアーで1勝した彼ならこの結果は当たり前でしょう」とトミー流の賛辞を贈った。

 74年の第1回大会から今年の松山まで大会を制した日本人は7人だけ。「この大会は(ボードの)上に漢字の人(アジア人)が少なくなる」という。リーダーボードの最上位に輝いた後輩の名を誇らしそうに見つめた。

続きを表示

2014年11月24日のニュース