目指せ20年東京パラリンピック 初の選手発掘イベント開催

[ 2014年8月24日 05:30 ]

障害者のアスリート発掘イベントに参加し、笑顔で競技を体験する男の子

 将来のパラリンピック選手の発掘を目的とした初めてのイベント「めざせパラリンピック! 可能性にチャレンジ2014」が23日、東京都北区の東京都障害者総合スポーツセンターで行われた。20年東京開催決定後は関心が高まっており、7歳から25歳までの約70人が15競技の体験コーナーに参加した。

 視覚障害を引き起こす難病「レーベル病」を発症し、野球を断念した金子和也さん(14)は、ロンドンで女子が金メダルを獲得したゴールボールに挑戦。「音だけでボールに反応するという難しい部分もあったが、楽しんでできた。やるなら東京を目指したい」と話した。

 日本障がい者スポーツ協会の山田登志夫常務理事は「競技によっては代表が狙える。まずは競技者の裾野を広げたい」とし、発掘事業の継続を明言した。30日には兵庫県神戸市でも同イベントが開かれる。

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2014年8月24日のニュース