桃子“心のゆとり”2位浮上 パット好調「自分のプレー貫けた」

[ 2014年8月24日 05:30 ]

18番、ティーグラウンド横に置かれた重機を背にティーショットを放つ上田

女子ゴルフツアー CATレディース第2日

(8月23日 神奈川県箱根町 大箱根カントリークラ=6701ヤード、パー73)
 3打差の3位から出た上田桃子(28=フリー)が3バーディー、1ボギーの71で回り、通算5アンダーで3打差の2位に浮上した。昨季賞金女王の森田理香子(24=リコー)は71で回り、通算8アンダーで首位をキープ。4打差の3位に渡辺彩香(20=ユピテル)、前週優勝のイ・ボミ(26=韓国)らが並んだ。
【第2R成績】

 前半は雨と強風に見舞われた。荒天の中、堅実なプレーで1つ順位を上げた上田は「笑いが出るほどの悪天候でした」と表現した。そう考えられるだけの「心のゆとりがあった」という。

 2番でボギーが先行したが、4番で1・5メートルを沈めるバーディーですぐに取り返した。天候が回復した後半に2つスコアを伸ばし、首位と3打差の好位置につけた。

 07年に賞金女王に輝き、翌年から米ツアーとの掛け持ちが続いていたが、昨年米国でのシード権を失ったことで、今季は国内ツアーに専念している。今大会が19戦目の出場で、ここまでは6月のサントリー・レディースの3位が最高だ。

 目指しているゴルフができずに「ここ数カ月は試行錯誤。結果にこだわらずにやってきた」と振り返る。それが前日から「自分のイメージでパットができるようになった」ことで自信を取り戻し、第2ラウンドも「自分のプレーが貫けた」という。11年のミズノ・クラシック以来遠ざかっている優勝。「勝てると思いながら、最後まで攻める気持ちを持ってやりたい」と、逆転での通算10勝目に挑む。

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2014年8月24日のニュース