日本、初V王手 最終ブラジル戦2セット取ればOK

[ 2014年8月24日 05:30 ]

ベルギーに勝利し、喜ぶ日本チーム

バレーボール女子ワールドグランプリ決勝リーグ第4日

(8月23日 東京・有明コロシアム)
 世界ランク3位の日本は同22位のベルギーを3―0で下し、4連勝の勝ち点12で、首位を守った。試合前にこの大会初の表彰台となる銀メダル以上が確定。第1セットはジュースにもつれ込むなど苦戦したが、江畑幸子(24=日立)がチーム最多の11得点と活躍して格下を振り切った。24日は金メダルを懸け、世界1位で五輪連覇中のブラジルと激突する。

 チーム最多11得点で江畑が意地を見せた。先発から外れたが、格下相手に思わぬ大苦戦の第1セット途中で投入された。「最初は緊張したけど、コートに入ったらやるしかない。大歓声の中で得点を決めるのはうれしい。相手のブロックをよく見て打てた」と振り返った。

 強烈なスパイクが持ち味だが、ロシアとの初戦(20日)では「ポイントゲッターなのにスパイクに力が全然乗っていなかった」と言う。トルコ戦(21日)、中国戦(22日)は出番なし。この日は「思い切り打とうと思って打ち込んだ」と見事に復活した。昨年の大会は腰を痛めて欠場。「ストレスを発散しました!」と笑みを浮かべた。

 24日は世界最強のブラジルと激突する。勝てばもちろん、フルセット負けでも大会初優勝が決まる有利な状況だ。12年ロンドン五輪準決勝では0―3と完敗を喫した。1人が複数のポジションをこなす「ハイブリッド6」は通用するのか。「私たちの目標は世界一。一番輝いているメダルに挑戦します」と真鍋監督。新戦術の真価が試される時が来た。

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