萩野 マルチ「難しい」400自由形銀も200背は8位苦杯

[ 2014年8月24日 05:30 ]

男子400メートル自由形で2位に入った萩野

水泳パンパシフィック選手権第3日

(8月23日 オーストラリア・ゴールドコースト)
 2種目の決勝を終えた萩野は「難しいです」とため息をついた。400メートル自由形で昨年の世界選手権と同じ銀メダルを獲得。わずか30分後の200メートル背泳ぎではまさかの8位に沈み、他種目挑戦の難しさを痛感させられた。

 400メートル自由形は残り50メートルから猛然と追い上げ、隣の米国選手をかわした。北京五輪金の朴泰桓(韓国)には大きく離されたが「朴選手が素晴らしい泳ぎをした。なんとか銀メダルが獲れて良かった」と納得の表情を見せた。レース後はすぐにサブプールでクールダウンしたが、200メートル背泳ぎ直前には自由形の表彰式が行われるなどバタバタ。「金メダルを狙う強い気持ちでいけなかった」とテンポが上がらず、8位に終わった。

 「優勝タイムを見たら優勝を狙えるタイムだった。まだ場数が足りないのかな。気持ちの整理がつかなかった。経験不足」と萩野は苦笑いした。残すは24日の200メートル個人メドレー。米国のフェルプス、ロクテとの対戦が待つ。マルチスイマーが憧れの選手に真っ向勝負を挑み、2つ目の金メダルを獲りに行く。

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2014年8月24日のニュース