土俵に力士3人!?ゆるゆるまわし締め直し手伝おうと…

[ 2014年1月16日 05:30 ]

佐田の富士(中央)のまわしが緩み行司・木村晃之助が締める。右は手伝いに土俵上に上がった嘉風

大相撲初場所4日目

(1月15日 両国国技館)
 時天空―佐田の富士戦で、2度も「まわし待った」がかかる珍事が起きた。1回目は時天空がもろ差しで寄り立てようとした際、佐田の富士のまわしの結び目が取れた。

 行司の木村晃之助が取組を止めてまわしを締め直したが、しっかり締められなかったため再開直後に再び外れた。見かねた朝日山審判長(元大関・大受)が西に控えていた嘉風に「手伝ってやれ」と声を掛け、嘉風はいったん土俵に上がった。だが、晃之助は「自分が進行係だから。大丈夫」と固辞。四苦八苦して結び直して再開となった。

 そのまま寄り切った時天空は「(まわしから)手を離すなと言われたが、(まわしを締められないように)意地を張っていたよ」と明かし、佐田の富士は「結び目はそんなに短い方ではないのに」と首をかしげた。何もせずに土俵から下がった嘉風は「めっちゃ格好悪かった」と苦笑いだった。

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2014年1月16日のニュース