酷暑のため試合中断 全豪主催者発表 連日40度超え体調不良続出

[ 2014年1月16日 13:28 ]

 テニスの全豪オープンは16日、会場のメルボルンが酷暑のため、屋根のないコートで行われた試合を約4時間も中断する措置がとられた。気温が3日連続で40度を超え、この日は43度。体調不良に陥るなどのトラブルが続出し、気温や湿度などの条件で試合を止めるルールを全豪の主催者がついに適用した。

 14日の女子シングルス1回戦でキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が「コートに水のボトルを置いたらプラスチックが溶けた」と驚き、3連覇を目指すビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が「フライパンの上でダンスしているようだった」と不満を漏らす悪条件だった。

 16日の2回戦で敗れたバルバラ・レプチェンコ(米国)は試合でベンチに横たわるシーンが見られた。主催者は午後2時前に中断を宣言し、ティム・ウッド・チーフメディカルオフィサーが「中断を判断する基準に達し、さらに気温が上がりそうだった」と説明した。

 厳しい暑さの影響もあるためか、主催者によるとシングルス1回戦で棄権または途中棄権した選手が男子8人、女子1人を記録。オープン化以降の四大大会では1ラウンドで最多に並ぶ数字が異常な状況を物語る。(共同)

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2014年1月16日のニュース