錦織「もうろうとしている」　２試合連続の４０度超える酷暑にお疲れ

全豪オープン男子シングルス２回戦、ラヨビッチをストレートで下した錦織圭

全豪オープン第４日男子シングルス２回戦 錦織圭３―０ドゥシャン・ラヨビッチ

（1月16日 メルボルン）
　全豪４年連続３回戦進出を決めた錦織は「（暑さには）ちょっともうろうとしている」と、２試合連続で４０度を超える中での試合に少し疲れた表情を見せた。

　１１７位の格下相手にも、コーチから「出だし集中しろ」との指示もあり、試合開始からとばしていく。第１、２セットを６―１と「狙い通り」の内容で連取するが、第３セットは疲れとラヨビッチの好プレーもあり、第８ゲームで先にブレークされる。

　しかし、試合の重要なポイントで「集中力をあげて」、直後にブレークバックに成功。タイブレークも危なげなく制し、ストレート勝ち。２年連続４回戦進出をかけた次戦にも「しっかり準備します」と冷静だった。

　３回戦で錦織は、第２４シードのセッピ（イタリア）とヤング（アメリカ）の勝者と対戦する。錦織らシード勢が順当に勝ち上がると、４回戦では世界ランク１位のナダル（スペイン）と対戦する可能性がある。