バレリーナばり!遠藤半回転で土俵際残った「ラッキー」

[ 2014年1月16日 05:30 ]

遠藤(左)は土俵際で残り宝富士を下手投げで破る

大相撲初場所4日目

(1月15日 両国国技館)
 西前頭10枚目の遠藤が土俵際での驚異的な粘りで宝富士を破り、3勝1敗とした。入幕3場所目の日本人ホープは、昨年引退した元小結・高見盛の振分親方が現役時に出演した永谷園のCMに出演することも決定。甘いマスクの23歳が土俵内外で角界を盛り上げている。横綱大関陣は今場所初めて安泰。平幕の松鳳山が初黒星を喫し、勝ちっ放しは白鵬と豪栄道だけとなった。

 両足が俵にかかった絶体絶命の状況――。誰もが遠藤の負けを確信したが、本人だけは諦めていなかった。「俵の上を確認して出ないようにしていた」。左足を軸にしてバレリーナのごとく時計回りに半回転。宙に浮いた右足は左足の後ろに通し、最後は体を開きながら左の下手を使って相手を土俵外に放り投げた。

 “土俵際の魔術師”と化したホープは支度部屋に戻って来るなり「運も実力のうちというのは好きじゃないけど、ラッキー。帰ったら師匠(元幕内・大翔山)から“ホントの下手(へた)投げ”って言われるでしょうね…」と納得しなかった。だが、俵の上での足の運びについては「先場所後に大学(日大)時代の先生に言われ、稽古場でやっていた」と想定済みだったことを明かした。先場所は左足首負傷の影響もあって6勝9敗と入門以来初の負け越し。今場所も「思った相撲は取れていない」が「体は動いている」と2日目からの3連勝で手応えはつかんでいる。

 人気面での勢いも止まらず、自身初のCM出演が決定した。懸賞金でおなじみの「永谷園」のお茶漬けのCMで、18日から放映される。昨年12月25日に収録し、猫舌にもかかわらず、お茶漬けを食べること30杯。「水っ腹になった」と明かすが、今場所前には同社から化粧まわしも贈られ「モチベーションになる」と力に変えている。

 現役時に同社CMに起用されていた振分親方は「知らなかった…」と少々寂しそうだが「現役力士がCMに出ることはいいこと。まだ若いですし、大きく育ってほしい」と太鼓判を押した。人気者の後継者となった23歳は「タイミングが良かっただけ」と謙遜した上で「日々の行いがいいからかな。違うか?」とニッコリ。甘いマスクと実力を兼ね備えたホープは、白星を重ねてさらに注目を集めていく。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2014年1月16日のニュース