伊藤みきW杯欠場 公式練習参加も右膝の大事取る

[ 2014年1月16日 05:30 ]

コブ斜面で練習する伊藤みき

 右膝じん帯の損傷からレース復帰を目指すフリースタイルスキー女子モーグルの伊藤みき(26=北野建設)が15日にレークプラシッドで行われたW杯を欠場した。14日は大会会場で公式練習に臨んだが、ソチ冬季五輪に向けて大事を取った。

 昨年12月に遠征先のフィンランドで負傷した。医師には手術を勧められる状態だったが、リハビリで筋肉を強化して五輪出場を目指す方法を選んだ。公式練習では2回しか滑らず、エアも飛ばなかった。滑走中に小さく悲鳴を上げ、痛みからコース脇で座り込む場面があったが「どうすると痛みが出るのかを知ることができて良かった」と前向きに捉えた。

 ソチ五輪の女子モーグルで日本の14日付の出場枠は4なのに対し、全日本スキー連盟の派遣基準を満たしているのは伊藤を含めて3人。この状況が続く限りは2月6日の五輪の予選に出場できる見込みさえ示せれば、20日に発表される五輪代表入りへの障壁はない。19日にはカナダのバルサンコムで五輪前最後のW杯がある。19日出場に向けて調整は続けるものの「試合会場を見ていないので」と慎重な姿勢を示した。

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2014年1月16日のニュース