白鵬 双葉山流貫く 周囲からの圧力にめげず

[ 2013年10月6日 06:00 ]

 大相撲の横綱・白鵬(28=宮城野部屋)が周囲からの圧力にめげず“双葉山流”を貫いた。

 東京都足立区の西新井大師で横綱土俵入りを行い、約2000人の前で不知火型を披露。秋場所中に審判部の一部の親方から土俵入りの所作について「左足で四股を踏む前に右手を上げていない」と指摘があり、師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)を通じて本人に通達されたが、この日も右手を上げない普段通りのスタイルを貫いた。

 その理由は最も尊敬する力士である横綱・双葉山がかつて右手を上げない土俵入りを行っていたから。雨で境内が濡れている中、無事に土俵入りを終えた白鵬は「ちょっと滑るんじゃないかと思ったけど何とかうまくやれました」と満足げだったが、7日に明治神宮で行われる奉納土俵入りでは、審判部の幹部が所作を修正しているかチェックするという。

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2013年10月6日のニュース