武州山断髪式「涙が出そう」パソコン教室に通いサポート約束

[ 2013年10月6日 06:00 ]

断髪式で同郷のボクシング世界王者の八重樫東に鋏を入れてもらう武州山

 1月の初場所限りで引退した武州山(37=本名・山内隆志、藤島部屋)の小野川襲名断髪式が東京・両国国技館で行われた。

 ボクシングのWBC世界フライ級王者の八重樫東(30=大橋)や地元・青森で子供の時からライバルだった振分親方(元小結・高見盛)ら約300人がはさみを入れ、師匠の藤島親方(元大関・武双山)の止めばさみで、大いちょうに別れを告げた。

 元師匠で先代の武蔵川親方(元横綱・三重ノ海)の石山五郎相撲博物館館長がはさみを入れた時に「涙が出そうになった」と目を赤くした。

 32歳5カ月で新入幕を果たすなど苦労人で、今後は藤島部屋の部屋付親方として後進の指導に当たる。「親方だからと構えていないで、やらないと。パソコン教室に通い、裏方、サポート役として部屋を支えていきたい」と抱負を語った。

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2013年10月6日のニュース