亀山 あん馬で金 もう1人のコウヘイ「自信あった」

[ 2013年10月6日 06:00 ]

体操の世界選手権男子種目別のあん馬で優勝した亀山耕平

 「コウヘイ」は内村だけじゃない。あん馬で亀山が金メダルを獲得した。

 日本の弱点種目で2人目の日本人王者となり、「メダルは獲ろうと思っていたが、金色になるとは。実感がない」と振り返った。個人総合で世界に敵なしの内村と同学年の24歳。キリリと整った眉、切れ長の目から、女子の田中理恵に「眼光鋭いあん馬番長」とニックネームを付けられた。

 「6種目で一番魅力がない。地味ですよね」と普段から自嘲気味に話すが、予選は8位通過ながら決勝では雄大な旋回でライバルを圧倒。「一番練習してきたという自信と、あん馬の才能は絶対という自信はあった。内容は70点だが結果は100点」。仙台市出身で東日本大震災では南三陸町に住んでいた祖父母の家が津波で流された。母が見守った大舞台で、故郷に朗報を届けた。

続きを表示

2013年10月6日のニュース