吉田VSゴジラ レスリング五輪存続へ「強敵ですね」

[ 2013年6月1日 06:00 ]

サンクトペテルブルクから帰国の途に就いた吉田

 霊長類最強女子は、ゴジラにも負けない。レスリング女子55キロ級五輪3連覇の吉田沙保里(30=ALSOK)が31日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が行われたロシア・サンクトペテルブルクから帰国の途に就いた。

 20年五輪実施競技の審議を行った29日のIOC理事会では、レスリングは野球・ソフトボール、スカッシュとともに最終候補入り。野球・ソフトは今後のロビー活動などに松井秀喜氏に協力を要請する予定だが、吉田は「強敵ですね。凄い方ですから。でも、心配しなくても大丈夫だと思う」と強気だ。

 吉田、松井氏ともに実施競技が決まる9月7日のIOC総会の開催地・ブエノスアイレスでロビー活動を行う可能性がある。国民栄誉賞アスリートの“対決”になるが、「もしブエノスアイレスで会ったら、握手して“一緒に戦いましょう”と言います」と吉田は不敵に笑った。

 1日に帰国すると15、16日の全日本選抜選手権を見据えて、すぐにトレーニングを再開する。「気持ちを切り替えて頑張ります」と気合を入れていた。

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2013年6月1日のニュース