藤田「身長168センチでも生き残れる方法はある」

[ 2012年12月2日 19:07 ]

男子ゴルフツアーの日本シリーズJTカップで優勝し、初の賞金王に輝いた藤田寛之

日本シリーズJTカップ最終日

(12月2日 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
 プロ21年目で初の賞金王獲得に藤田は柔らかい笑顔を絶やさなかった。

 ――強い勝ち方だった。

 「6打差スタートで大きなチャンスだとは思ったが、それだけプレッシャーも大きく、どきどきだった。脇が甘く、まだまだという感じ。ここはグリーンとの相性が良く、いいパットが入ってくれた」

 ――初の賞金王。

 「今週になってそれを目指す気持ちになったが、優勝で(決定して)これ以上ない幕切れ。勲章をいただいたので、それに恥じないよう努力したい」

 ――大会3連覇。

 「すごいですよね。歴史に名前が残ると思うので非常にうれしい。どちらかというと賞金王より3連覇の方が重い」

 ――これまでと違った部分は。

 「今までの積み重ねというしかない。ここ数年はメジャーで刺激を受け、思い入れが強くなった。飛距離、ショットの精度、パット、全てでレベルアップしようと思ったら、自然に国内での順位が上がった」

 ――体格で不利を感じたことは。

 「身長168センチでも生き残れる方法はあると思う。世界ランク2位にいるルーク(ドナルド=英国)は飛距離も同じくらいだし、現実的にできるはず。ただ、自分は天才でも何でもないので、うまくなるには時間が必要。その時間に限界は感じている」

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