有森さんらアンコール遺跡を疾走 車いす、義足の参加者も

[ 2012年12月2日 14:44 ]

カンボジア北西部シエムレアプのアンコール遺跡群の中を走る有森裕子さん(左)

 カンボジア北西部シエムレアプで2日、対人地雷廃絶を訴える第17回アンコールワット国際ハーフマラソンが開かれ、女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さん(45)も加わって、世界遺産アンコール遺跡群の中を疾走した。

 71カ国・地域から、日本人282人を含む過去最多の6241人が出場登録。地雷で足を失った車いすや義足のカンボジア選手らも参加した。

 有森さんはゴール後に「(長い内戦を経て)平和になったカンボジアでは、スポーツをするという意識が戻ってきている。若手選手も育ってきており、この大会を途絶えることなく続けていくことが一番大事だ」と語った。

 大会は有森さんが代表理事を務める岡山市のNPO法人「ハート・オブ・ゴールド」が開催を支援。参加費は義手や義足の製作、地雷被害者の支援やエイズ予防教育活動などに充てられる。(共同)

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2012年12月2日のニュース