ジエ新相棒効果を宣伝「新しいクラブが良かった」

[ 2012年11月3日 06:00 ]

12番、ティーショットの行方を見る申ジエ

USLPGAツアー スポニチ主催ミズノクラシック第1日

(11月2日 三重県志摩市・近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 首位発進した申ジエは笑顔を浮かべ「新しいクラブが良かったです」とちゃっかり日本語で宣伝した。インから出て12番から連続バーディーを奪って迎えた14番パー4。25ヤードの3打目のアプローチを54度のウエッジでチップインし、3連続バーディーを奪った。後半もスコアを一つ伸ばし68。大会3勝目に向けて絶好のスタートを切った。

 快進撃を支えたのは前日のプロアマ戦から使い始めたミズノのアイアン5本とウエッジ3本だった。プロアマ戦前日に3球打っただけで投入を即決。強い風の中、「スピンが利いてスコアをまとめられた」と効果は絶大だった。09年の米ツアー賞金女王も10年のこの大会を最後に勝利から見放された。「勝てなくて苦しんでいた11年に契約してもらったのがミズノだった。一緒に力を合わせてここまでやってきた」と感謝する。

 今年5月には左手首を手術。2カ月に及ぶリハビリを乗り越えると、9月から2勝を挙げ完全復活した。「手術前は10のうち3の割合で手首に神経を使っていた。今は10をゴルフに集中できる」。体もクラブも万全となった申ジエに死角はない。

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2012年11月3日のニュース