桃子は連覇へ1差3位 得意のコースで心に余裕

[ 2012年11月3日 06:00 ]

18番、第2打の前に風を読む上田桃子

USLPGAツアー スポニチ主催ミズノクラシック第1日

(11月2日 三重県志摩市・近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 コースに立てば自然と心に余裕が生まれる。07年と昨年、大会2勝を挙げている上田は1打差の好スタートを切った。4番でボギーが先行してもイライラすることも慌てることはない。15番で2打目を1メートルにつけ、16番パー5では3打目を5メートルに運んで連続バーディー。終わってみれば69で回った。

 昨年のこの大会で勝って以降、苦戦続き。島中キャディーも「米国で戦っている時は気負っているところがある。もっと肩の力を抜けばいいのに」と話していたが、この日の上田は落ち着いていた。「ここに来るとショットのイメージが自然と優先して、スイングのことを考えなくなる」。抜群の相性もスコアを後押しした。

 大会最終日翌日の5日に63歳の誕生日を迎える母・八重子さんもプレーを見守った。来季は単身で米ツアーに臨む意向の上田にとって「母に一人で向こうに行っても大丈夫と思ってもらえるようなプレーをしたい」との気持ちもある。2打差に18人がひしめく混戦。「このコースを好きという気持ちがあれば、2日目も良いプレーができると思う」と自信を見せた。

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2012年11月3日のニュース