田中理恵決勝進出も自己最低厳しい「50点ぐらい」

[ 2012年11月3日 06:00 ]

華麗なゆかの演技を見せる田中理恵

体操 全日本団体・種目別選手権第1日

(11月2日 東京・国立代々木競技場)
 種目別予選が行われ、ロンドン五輪女子代表の田中理恵(25=日体大研究員)は、段違い平行棒で14・450点の2位、床運動で13・750点の4位で、4日の決勝に進んだ。満足いく演技内容ではなかったが、五輪後初の大会で、出場2種目ともにきっちり予選を突破した。

 個人総合16位で終わったロンドン五輪から3カ月ぶりの復帰戦。トレードマークの笑顔は満開とはいかなかった。予選を終えた田中は「50点ぐらいです」と厳しく自己採点した。

 段違い平行棒では「小さい演技をしてしまった」。床運動ではラインオーバーで0・30点減点された。痛めている腰は「しびれるほどじゃないけれど、痛みはある」と万全ではない中、2種目とも順当に予選突破したが、内容は「大きなミスなく楽しんでできたのはよかったけれど、減点されたのは悔しい」と納得いくものではなかった。

 床運動は連覇が懸かる。決勝へ向け「(ミスが続いた)五輪のような失敗のないように、自分らしい床を演技したい」と気合を入れ直していた。

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2012年11月3日のニュース