阪神の恩返しを…神戸製鋼 被災地の小中高生を指導

[ 2012年6月3日 15:24 ]

神戸製鋼の選手らを相手にタックルの練習をする小学生

 ラグビーのトップリーグ、神戸製鋼の選手約40人が3日、岩手県釜石市陸上競技場で県内の小中高生約100人を対象にラグビー教室を開いた。被災地支援活動の一環で、地元のクラブチーム、釜石シーウェイブスの選手も参加した。

 選手たちは「もっと粘って」「ポジショニングを確認して」などと声を出しながら、タックルやパスなどの基本動作を指導。小学生らと、タックルがなく、腰ひも(タグ)を取って攻守交代する「タグラグビー」のミニゲームも行った。

 釜石市立甲子小学校3年の佐藤蓮晟君(8)は「選手にタックルしても倒れず頑張れた。前よりも強くなったみたい」と目を輝かせていた。

 選手らは2日に市内で清掃ボランティアも体験。神戸製鋼キャプテンの橋本大輝選手(25)は「神戸製鋼も阪神大震災後、たくさんの人の支援でここまで来られた。恩返しをしたいと思ったが、逆に子どもたちから元気をもらった」と話した。

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2012年6月3日のニュース